【お金の話】第9回:これでバッチリ!お金の体系的な学び方

こんにちは、やすです。

これまで8回にわたってお金を色々な角度から見てきました。少しずつでもお金について興味を持っていただけたら嬉しいです。そこであなたはもしかしたらこんな疑問を持ったかもしれません。

  • お金のについての体系的な学び方を知りたい

本屋さんに行くと、株、不動産、FX、暗号通貨、などお金に関する書籍が積まれていますよね。でも何から学んでいったら良いかわからない。

この記事を読み終える頃には

何を学んだら良いか体系的にわかる

という状態になれると思います。

それではレッツゴー!

結論

金融庁のお金のロードマップに沿って学習し実践する

です。

金融庁では「最低限身に付けるべき金融リテラシー」として4つの分野を定義しています(金融庁ウェブサイト:https://www.fsa.go.jp/news/25/sonota/20131129-1.html)。

  • 家計管理
  • 生活設計
  • 金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択
  • 外部の知見の適切な活用

4つのステップ

家計管理

自分の収入と支出について把握できているかを確認します。

毎月の収入がいくらなのか、支出の金額はどの程度なのかを確認することで、あなたの今の家計状態(収支)がわかるようになることがポイントです。

まずお金の現在地を確認するということですね。

会社員の方でしたら会社からの給与が収入の柱になっているかと思います。その給与収入を何にどれくらい使っているのかを確認するわけです。

ランチを食べたりジュースを買ったりといった食費、洋服や靴などの衣服、インターネットの利用費用、電気・ガス・水道といった光熱費、アパートの家賃、自動車保険、などなど毎日何かしらお金を使っていると思います。

これらの支出金額を記録するわけですが、その時に便利なのが家計簿です。

収入と支出の明細を記録するだけです。ですが、使い慣れていないと記録するのが面倒だなと思われたもしれません。

簡単に記録する方法を「【お金の話】第6回:家計の見直しは○○から始めよう!」で解説してますので、よろしければご覧ください。

生活設計

生活設計(ライフプラン)を考えた上で、どれだけのお金がどの時期に必要そうか、またどんな支出があるかを検討して、老後に向けてライフプランに着実に取り組んでいるかどうかを確認していきます。

つまり「備えあれば憂(うれい)なし」ということです。

あなたが日々生きていく上で、いろいろなイベントがあると思います。

例えばあなたが今、大学生だったとします。学校を卒業した時からのことを考えてみましょう。

あなたは新入社員として会社に入社します。そして20歳代後半で結婚し、30歳で子供が生まれます。

30歳代後半から40歳前後でマイホームを購入、50歳代半ばで子供が学校を卒業して社会人になります。

そして60歳過ぎに定年退職して老後の生活が始まります。

ざっとこんな感じです。

もちろん人によってそれぞれのイベントが発生する年齢やイベントそのものの種類も変わってくると思います。

それにあなたが考えたことが必ずしも起きるとは限りません。マイホームは購入せずに賃貸でずっと過ごすかもしれませんしね。

ですが、こういったことが起こりそうかなということを考えることでお金をどうやって得たり使ったりしたら良いのかを長期的な視点で考えるようになります。

つまり、家計管理は過去の短期間の収支結果でしたが、生活設計は未来の長期間の収支予測です。

では具体的にライフプランを見ていくにはどうしたら良いか。

私は日本FP協会が提供しているシートを使ってみました。「便利ツールで家計をチェック」で検索すると見れるかと思います。

シンプルなシートですが、ライフプランを考える第一歩としてはとても有用なシートだと思います。

金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択

資産運用、保険商品、ローン・クレジットなど幅広い金融知識を持っているかどうかです。

とても幅広い知識を求められますので、コツコツと知識を積み重ねていく必要があります。

例えば資産運用の場合、株式、債権、不動産が主要な資産運用方法ですが、これら以外にも多くの商品があります。

さらに株式1つをとっても日本株や外国株、個別株や投資信託など運用の種類も様々です。日本や世界の経済情勢によって株価なども変動しますから、世の中の動きも理解していなければなりません。

私もこの分野を現在進行形で学習しています。

4つの分野の中で理解するのが一番大変かもしれませんね。

外部知見の適切な活用

外部知見、つまり専門家のサポートを活用するということです。

①~③をあなた1人で学んで実行していったとしても、多くの知識を得たりや経験が積めると思います。

しかし、もしあなたが金融のプロ、つまり銀行、証券会社、保険会社などで働いていないとするとどうでしょうか。

会社勤めをしながら株式投資するのとプロとでは圧倒的な知識や経験の差があると思います。

そんな時に専門家の知識を活用するのです。あなたが知らなかった見方を持っているかもしれませんし、適切なアドバイスがもらえるかもしれません。

こうすることであなたの資産運用方法がさらに洗練されて、あなたが目指している方向に近づいていくことができると思います。

気をつけること

そしてこの4つの分野は家計管理から順番に学んで実践していきます。基礎学習から始めて応用学習へと進んでいくイメージです。

間違っても金融知識をいきなり学習して株式に投資してはいけません。そもそも家計が赤字だったら投資できるお金の余裕はありません。

その状態で投資をしたら結果がどうなるかは明らかですよね。まずは基礎を理解・実践し、その次に応用へと進みましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

お金に詳しくなる4つのステップです。

  • 家計管理
  • 生活設計
  • 金融知識及び金融経済事情の理解と適切な金融商品の利用選択
  • 外部知見の適切な活用

繰り返しになりますが、家計管理から順番に学んでいきましょう。

家計簿で日々の収支を記録し始めると、コンビニの利用回数が多いことがわかってドリンクを買う回数が減るかもしれませんよ。

そういった身近なところからお金について考え始めて、徐々に資産運用へと進んでいけば良いと思います。

今回も最後まで読んでいただきまして、ありがとうございました。

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