こんにちは、やすです。
- 近々に子供が産まれる予定で色々な出費がありそうだけど家計は大丈夫だろうか…
- ドンブリ勘定やめたいど具体的な方法がわからない…
- 最近、銀行口座を確認したら貯金を取り崩して生活していることがわかってなんとかしたい…
こういった家計の悩みを抱えてませんか?
食費など日々の生活、住宅購入や子供が生まれるといった大きなイベントの時など、お金が必要となる場面は様々です。
そんな中で必要な時にお金がないと困りますよね。
そこで必要となってくるのが「家計簿」です。
誰でも今日から記録することができる便利な道具。
特別新しい道具ではありません。
ですが、そのパワーは絶大です!
その結果、お金の収支に関心を持つようになり、必要なお金があなたの手元に残るようになります。
それでは具体的な使い方や注意点を解説していきます。
家計の収支が悪化する理由
それはあなたが家計に興味を持っていないからです。
そんなことはない、毎月銀行通帳は確認してるよと思ったかもしれません。
でも30万円の収入があって30万円支出しているという大ざっぱな把握では、毎月給料日が待ち遠しくなる思いをするだけです。
まずはもっとお金に興味を持つこと、そのスタートとして家計に興味を持つことがポイントです。
家計の収支を把握する3つのメリット
お金の出入りがわかる
給与収入が30万円、食費に8万円、家賃に10万円など、どういった項目で収入や支出があるのかが明確になります。
さらに食費の内訳も把握することで(例えば外食、スーパーでの買い物など)、詳細な支出カテゴリーがわかります。
今までドンブリ勘定だったのが、しっかりと収支が把握できるわけです。
つまり、今どうなっているかがわかるようになります。
家計簿を記録する1番大きいメリットです。
今の状態が分からなければ、何をどうしたら良いのかわかりません。
現在地が分からなければ、大阪への行くのも大変です。東へ行けば良いのか、電車が良いのか飛行機が良いのか。仮に運よく到着できても、時間がかかってしまいます。
節約するようになる
お金の出入りがわかるようになると、何にどれだけお金を使ったのかが具体的にわかります。
すると「これ買ったけど結局使わなかったな」とか「こんなものに無駄にお金を使っていたのか」といったことがわかるようになります。
するとお金を使うときに「これ本当に必要なのかな?」と考えるようになり、結果として出費が抑えられるようになります。
貯蓄を考えるようになる
収支が明確になり節約もするようになると、家計が黒字になってきます。つまり余剰資金が生まれるわけです。
すると余剰資金の使い方を考えることができるようになります。
余剰資金ですから現在の生活資金に影響はありません。近い将来の出費に備えて貯金するのも良いでしょうし、10年20年先のことを考えて長期投資に回すのも良いでしょう。
こうして家計にゆとりが生まれます。
家計の収支を把握する3つのデメリットや注意点
家計簿をつける時間が取られる
収入や出費を記録しますので、記録する時間が必要となります。
今までやっていなかったわけですから、プラスαの時間が必要になります。
しかし慣れれば記録する時間は短くなりますし、入力する手間はアプリを使うことで効率化できます。
完璧を求めず気楽に始める
最初から意気込んで1円単位で全ての収支を記録しようとすると息切れしてしまいます。
まずは給与をもらったら記録、レシートは捨てずに保管するということから始めてみましょう。
夫婦で家計の収支を知る
結婚されているようでしたら夫婦で収支をチェックしましょう。
ご主人だけ、奥様だけが収支を知っている状態では改善しません。夫婦2人で収支を知っておくことで、収支改善のスピードが速くなります。
家計の収支を把握する3つのステップ
1. 家計簿をつける
何度も言っていますが、まずは家計簿に収支を記録します。
記録の方法はお好きな方法で構いません。
手書きでノートやカレンダーに記録しても良いですし、パソコンが得意な人でしたら表計算ソフトを使っても良いと思います。
スマホを持っていれば家計簿アプリを使用するのがおすすめです。無料で使えるものが多く出回っており、お好みで選んで大丈夫です。
参考までに私が使っているのは「Money Forward ME」です。個々の収支はもちろんのこと、総額やカテゴリごとの収支などが把握できます。またレシートをスキャンして記録できるので、記録の手間を少なくできるのが嬉しいポイントです。
また忘れがちなのですが、銀行口座から直接自動引き落としされるものも忘れずに記録しましょう。例えば、水道料金、習い事の月謝などです。
ここまで実行すると、あなたの家計収支がはっきりしてきます。
まず1ヶ月間は記録してみてください。
2. 支出の良し悪しチェック
次に収支の良し悪しをチェックします。具体的には各支出を以下の観点でチェックします。
- 後悔なくお金を出せた → ◯
- もしかしたら他の方が安かったかも → △
- ムダな出費だった → ✖️
どれも必要な支出だったなと「◯」ばかりになってしまったら、あなたの価値観と照らし合わせて考えてみてください。
例えばあなたの価値観が「自分が成長できることにお金を使いたい」としたら、上司の愚痴に終始する3時間の飲み会代は必要だったでしょうか(時間ももったいないですね…)。
3.家計の収支改善
✖︎の項目は今後、出費しないようにしましょう。
△は安く済む方法を考えてみましょう。まとめ買い、楽天よりAmazonなど、買い方を変えてみましょう。そのほか毎月必ず支払いが発生するもの(固定費)の見直しも有効です。例えばスマホなどのネット費用も自分の使い方をチェックして、他社へ乗り換えるのも良いですね。
目標の支出削減額は収入の10%です。40万円の収入でしたら4万円が貯金できるようにします。
家計の収支バランス(参考情報)
消費者庁の令和3年版消費者白書によると、家計の支出割合が一番大きいのは食料の27%。次いで水道・光熱費が8.6%、自動車関係が5.7%、住居が5.6%と続きます。衣食住の項目が上位に並んでいますね。
まず生きていく上で必須なもの以外でムダがないか確認しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
難しいテクニックはありません。
家計簿に記録していくのみで家計の収支がカンタンにわかります。現在の家計状態がわかれば、ムダをカットしていくだけです。
目標は収入の10%を貯金できるようにしましょう。
そして徐々にその割合を上げて、20%になればだいぶ安心です。
でも無理はいけません。あくまであなたができるペースで行うことが大切です。そして将来に備えて貯金をすることも大事ですが、今この瞬間を楽しむためにお金を使うことも大切です。
家計簿を使うことをきっかけに、あなたの家計が整うことを願っています。